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大津波から半年後の宮城県被災地の状況
 東北コットンの農作業をした翌日,仙台市の職員をしている義弟に案内してもらって、今回の大震災で最も被災者の多かった宮城県臨海部、東松島市、石巻市、女川町、松島町に行ってきました。

 大津波から半年がたつのに、現地は言葉を絶するほどの痛々しい状況が続いています。人の感覚や記憶はいい加減なものですから、マスコミで流される主語や述語が不明確な「絆」とか「がんばろうニッポン」の大合唱の中で、今回の大地震や原発問題の現場と自分(主体)を直接つなぐ思考の回路が麻痺してきているように思います。必要なのは現在進行形で生じている諸現象の背後にある本質的な構造を論理化して記憶に止める思考力と、現実を変革する主体的な実践ではないかと思います。

 以下のデータは8月29日時点の「東日本大震災の地域別被災状況(臨海部)」からの引用です。

 石巻市    死亡者 3,159人  行方不明者 793人
 女川町    死亡者  547人  行方不明者 411人
 東松島市   死亡者 1,045人  行方不明者  98人
 仙台市    死亡者  704人  行方不明者  25人
 名取市    死亡者  911人  行方不明者  75人
 岩沼市    死亡者  183人  行方不明者   1人

大津波から半年後の宮城県被災地の状況_c0138020_2543896.jpg


次回に今回撮影した宮城県東部臨海部被災地の写真をUPします。


(written by わたのはな)

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by ten_i_muhou | 2011-09-05 03:00 | わたのはな
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