「What is Organic…?」(オーガニックとは何か?)ということについて、
コントロールユニオンの資料の中に次のような文章がありました。 Organic Agriculture is an ecological production management system that promotes and enhances biodiversity , biological cycles and soil management practices that restore, maintain and enhance ecological harmony. 有機農業は生物多様性、生物環境、土壌の生物学的活性化を促進し高める環境 配慮型の生産システムです。農地外からの資源の投入を最小限にすることや、 回復、維持、生態との調和を高める管理の実施に基づいています。 そして「Why Organic …?」(なぜオーガニックなのか?)ということに ついては、次の4つのテーマが挙げられています。 1、Symbiosis human & nature(人と自然の共生) 2、Sustainable cultivation (持続可能な栽培) 3、Safe Meal & Cloth&Accommodation(安全な衣食住) 4、Social Responsibilities (社会的責任) 「オーガニック」の説明について、これらは基本的に正しいものだと思います。 しかしここで「社会的責任」という時に今日の「社会」が猛烈なスピードで変化 していることを見ていく必要があるように思います。 最近、新聞紙上をにぎわしているアメリカの巨大な証券会社や金融機関の倒産劇とそれに対する各国政府の動揺は、ドルを基軸通貨とする今日の経済システムが行き詰まって、「世界恐慌」に直面してしまっていることを示していますが、その原因は現実の経済活動から遊離した国際金融市場が、機関投資家やファンドマネジャーの博打場と化すことで、人々の生活や生産活動に寄与することがなくなったことにあります。その結果、より多くの困難が、国民経済と企業と人々の生活に降り掛かってきているというわけですから、こうした「社会」のあり方に対する批判と変革の視点を含まない「社会的責任」は空虚なものになるでしょう。私達は「オーガニック」という言葉を使うとき、それを食したり身につけたりした時に「おいしい」とか「気持ちがいい」という「私の快感」にとどまるものではなく、もっと広い観点から、今日の「社会」のあり方に対する本質的な批判と変革の精神に満たされたものでありたいと願っています。 (written by わたのはな=Representative) オーガニックコットン専門店 天衣無縫のweb-shopへ
by ten_i_muhou
| 2008-09-21 01:50
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