綿花相場の推移
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皆さんこの表は何だと思いますか?
先週の日経新聞の経済欄に載っていた過去2年間のニューヨークの綿花定期相場の推移です。見出しは「NY綿花1.5ドル越える。史上最高値を更新」となっており、次のような解説がありました。

 「ニューヨーク綿花定期相場は9日、期近(12月)物が前日比で5セント高い150.26セント(1ポンド)をつけ、初めて1.5ドルを越え、史上最高値を更新した。世界的に綿花の現物が品薄になっていることに加え、大手の需要家が集まる中国で、国内の綿花市場に投機資金が流入、価格の高騰が続いている。…しばらくは価格押上げ圧力の強い相場になるとみられる。」

「パキスタン綿花相場はカラチ綿花協会公式スポットレートが9日に1マウンド1万ルピーを付けた。現地報道は相場が恐慌状態に陥っていると伝える。繊維企業には衝撃が走っており、原料確保難から生産を止める企業も出始めた。綿糸相場への影響が必至だ」

ここで再び上掲の表をご覧いただきたいと思います。
横軸が期日で縦軸が価格です。横軸の左端が2008年8月1日で価格が約40セントです。右端が2010年11月9日で価格が約150セントで、棒線は急上昇の勢いを見せています。2年前から約3.5倍。この相場は綿製品の最も川上の原料の価格ですから、次に予想されるのは綿糸相場の高騰(すでに始まっています)であり、その次が原料から最終製品にいたるまでの各工程を担う繊維産地と繊維企業のダメージです。(これもすでに始まっています)

このように、最近の米国ドルの金融緩和などに端を発する過剰な国際金融マネーの暴走が、日々の仕事を営む農業ー工業ー商業の連携を破壊し、社会的混乱(投機マネーによる原料コストの急騰と商品市場のデフレ圧力=売値の下落による中小の工場の行き詰まりや経営破綻など)を生み出していること。私たちは、このような社会的混乱に対して、その根本原因に対する批判の目を養いつつ、実体経済(人々の暮らしにかかわる経済)の安定を守るために、個々の現場における自己防衛の努力と異業種間の恊働ー協業を推進してゆく必要があるように思います。とにかくカジノのような投機マネーのマネーゲームに振り回された結果、物をつくったり売ったり等の現場で一生懸命まじめに働く人々が痛い目にあって、やってゆけなくなっていること。このような社会のあり方は良くないのであって、私たちはあきらめずに、もっと怒りをもって、良くないものは良くないと言わなければならないのかもしれません。

(written by わたのはな)

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by ten_i_muhou | 2010-11-14 20:48 | わたのはな
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