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追悼!原田芳雄
 今日は退院2日目。
 
 腹部に穴を4個開けて、全身麻酔と栄養剤の点滴を丸一日受けていたため、腹部を中心にして全身の筋肉が緩んで、締まりのない体になってしまいました。胆嚢という小さい部分でしたが臓器を一個取ったことには変わりはなく、そのバランスに体が慣れるまで少し時間がかかりそうです。水泳やランニングは一週間待つようにとドクターにいわれているので、今日は近くのツタヤまで往復1時間ほど散歩をしました。

 で、借りてきたのは原田芳雄の「スローなブギにしてくれ」と「スリ」と「父と暮らせば」の3本。以前劇場でも見ているものですが、追悼の意味で今日は一日原田芳雄です。

 それぞれ良かったのですが、最後の「父と暮らせば」は原田芳雄が宮沢りえの父親役で、原爆が投下されたあとの広島が舞台。原爆の直撃を受けて亡くなっていた父親役の原田芳雄が、同時に被爆して生き残った娘の恋が成就するために、「幽霊」になってこの世に戻って娘を応援するという物語です。その娘(宮沢りえ)の相手役は浅野忠信。監督は黒木和雄。そして原作は井上ひさしというすてきな組み合わせです。

 自分が生き残ったことへの負い目に苦しみながら、自分の恋心を押さえつけようと必死の三津江(宮沢りえ)に、竹蔵(原田芳雄)は「三津江の恋の応援団長」と称して、なだめたり、すかしたり、叱ったり、励ましたりと、あの手この手で働きかけます……

 「事実は小説より奇なり」ともいえる現在の状況ですが、フィクションだからこそ事実の奥にある真実に接近することができるという意味で、日頃マスコミやインターネットから流される情報とは別の観点から放射能被曝の問題を考えることができるかもしれません。

 
 そしてなんといっても「追悼!原田芳雄」の決め手はやはりこれです。



追加です。



(written by わたのはな)

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by ten_i_muhou | 2011-07-24 21:43 | わたのはな
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