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「倶利伽藍焼と般若湯」(赤石義博著)
 中小企業家同友会の大先輩であり、私が秘かに会社経営と人生の「恩師」と心に決めている赤石義博さんから、新刊のご著書をお送りいただきました!

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 赤石さんと初めてお会いしたのは、今から20年ほど前。「バブル経済」が崩壊し、日本経済が「平成不況」のまっただ中にあって、企業倒産が続出していた頃に、神奈川県中小企業家同友会の研修会で赤石さんがお話をされた時だったと思います。
 その頃私は1988年に同友会に参加して、1991年に第一回目の経営指針をつくった後、その実践としてオーガニックコットンの事業に着手したばかりの時でした。
 赤石さんのお話に感動して、オーガニックコットンの資料と稚拙な自社の経営指針をお送りしたことに対して、感想と励ましのハガキをいただき、以後近況報告のつもりで毎年経営指針をお送りするという関係が続いていました。
 そんな私を、全国総会等で見かけると気軽にお声がけくださり、そのひと声が経営上で苦しい局面に陥っていた私をどれほどに勇気づけてくれたことか。
 これまで赤石さんのご著書は、同友会の事務局で見つけると直ちに購入して読んでいましたし、経営実践の参考書としていつも手元においていますので、今回の新刊書も発売されていることを知れば、直ちに購入したはずですが、私が発売を知る前に直接お送りいただきましたので、感激もひとしおでした。
 今回の新刊書では、赤石さんはご自身がお生まれになった1933年から現在までの人生に、1959年以降の会社経営の経過を重ねながら、1962年の日本中小企業家同友会入会後の同友会活動を、味わい深い文章で記されています。

 今回、我が身を振返りながら、特に考えさせられたのは次の言葉でした。

「この第一次オイルショックで日本は総需要抑制策に舵を切らざるを得なくなり、そのあおりで我が社は75年1月にはその前月の売上高2億6千万円から、7千万円台をかろうじて売り上げるという、一挙に約7割の売上ダウンを経験する。しかし、厳しい状況に置かれていたことが、同友会における学びをより深く真剣なものにさせたと思う。…中小企業経営者が現場で激しく揺さぶられている「総労働対総資本」論を解明して中小企業家の背を押してくれる学者もいないし、そういう政党も存在しなかったのである。自分たちで経済学や哲学を勉強しながら、現場での日々を塩梅し、勉強の成果と現実の成果をつきあわせて議論し、新たな道を模索しながら「すり足」で進むような歩みしかできなかった訳である。」
「次々と押し寄せる激浪、しかし、つぎつぎとやってきてくれることが、我々を鍛えてくれる。こちらに学ぶ意欲と努力があれば、いつの間にか体力が付いているものである。耐えて乗り越え、気がついて見ると、次にどんな波がくるのかを心待ちしている自分に気がついて驚くこともあった。」(前掲書p99〜)

 今日の激しい環境変化の中で、会社の存続をかけて悪戦苦闘されている多くの中小企業経営者のみなさんに、お読みいただきたい書です。

「倶利伽藍焼と般若湯/ある中小企業家の旅日記」
 赤石義博著
 鉱脈社 発行
 2013年7月11日初版発行
 952円



(written by わたのはな)


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by ten_i_muhou | 2013-08-11 01:25 | わたのはな
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